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犬の体を作るミネラル|リン、マグネシウム、カルシウムの正しい役割

愛犬の健康を願う飼い主様へ。日々の食事作りやフード選び、本当にお疲れ様です。

犬の体を作る大切な栄養素として、タンパク質やビタミンに注目が集まりがちですが、実はミネラルも、健やかな毎日を支える縁の下の力持ち。特にカルシウム、リン、マグネシウムの3つは、お互いに助け合いながら働くため、バランスがとても重要です。

犬の管理栄養士である私が、これだけは知っておきたい!というポイントをまとめました。

目次

犬のミネラルってなぜ大切なの?

ミネラルは犬の体内で作ることができませんが、犬にとって非常に大切な栄養素です。骨や歯の材料になるだけでなく、神経の伝達や筋肉の動きをスムーズにするなど、愛犬の生きる力を支えています。

ただし、ミネラルはたくさん摂れば良いというわけではありません。多すぎても少なすぎても、体に負担をかけてしまう繊細な栄養素なのです。

骨と歯の主役のカルシウム

カルシウムは、犬のミネラルの中でも最も多く体内に存在します。

  • 丈夫な骨や歯を作る、血液を固める、筋肉の収縮を助ける役割。
  • 不足すると: 骨がもろくなる原因に。
  • 摂りすぎると: 成長期の大型犬などでは、骨の変形などの成長障害を招くことがあります。

カルシウムのパートナーのリン

  • 骨や歯の構成成分、エネルギーの代謝を助ける役割。
  • 注意点: お肉などのタンパク質に多く含まれるため、手作り食ではリンが多くなりすぎる傾向があります。

犬にとって、カルシウムとリンの比率は1:1〜2:1が理想的と言われています。

体の働きを整えるマグネシウム

マグネシウムは、300種類以上の酵素の働きをサポートする名脇役です。

  • 神経の興奮を抑える、エネルギーを作る、血圧を調整する役割。

尿石症(ストルバイト結石)を心配して極端に減らす方もいますが、不足すると心臓や血管に影響が出るため、適量を守ることが大切です。

出典: AAFCO Dog Food Nutrient Profiles

最後に

犬のミネラルバランスを完璧に整えるのは、プロでも時間がかかる作業です。「計算が難しそう」「今のフードで足りているかな?」と不安になる必要はありません。

まずは、普段のドッグフードの成分表示を眺めてみたり、旬の野菜を一口トッピングして、愛犬が美味しそうに食べる姿を観察することから始めてみてください。

その小さな一歩が、愛犬の5年後、10年後の健やかな笑顔につながります。

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この記事を書いた人

ひらいのアバター ひらい 犬のからだごはん編集部

犬の管理栄養士マスターを取得。
愛犬もちおの不調を原点に、「体は食べたものでできている」を追求しています。
今日の一皿を整え、10年後の笑顔を守る一生ものの健康を全力でサポートします。

【家族の紹介】
もちお(フレンチブルドッグ)

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