愛犬が必要とする栄養バランスを、人間と比べてみたことはありますか?
実は犬とヒトでは、必要とする栄養素のバランスが根本的に異なります。
今回は、愛犬の健康を食から守るために知っておきたい、意外な栄養バランスの違いについてお話しします。
お肉がメインの犬、炭水化物中心のヒト
まず一番大きな違いは、エネルギー源の割合です。
犬は元々肉食に近い雑食なので、筋肉や被毛を作るタンパク質を多く必要とします。犬に比べてヒトは、タンパク質の割合が少なく炭水化物の割合が多いです。

犬もヒトも必要な栄養素自体にはあまり差がないですが、「私たち人間の健康的な食事」を愛犬に当てはめて考えてしまうと、タンパク質不足になってしまうこともあるのです。
塩分や特定の栄養素に対する許容量の違い
「人間と同じ味付けはダメ」とよく言われますが、これには明確な理由があります。
犬はヒトに比べてあまり汗をかかないため、塩分(ナトリウム)の排出が得意ではないのです。ヒトは全身に汗をかいて塩分が排出されますが、犬は主に肉球からのみしか汗をかきません。
だから、暑い季節はパンティング(ハァハァというような呼吸)で体温調節をすることがあるのですね。
また、ミネラルやビタミンなどの栄養素の必要量も犬とヒトでは大きく異なります。
ヒトにとっては「ほんの少し」でも、体の小さなわんちゃんにとっては悪影響が大きい成分もあります!愛犬専用の栄養バランスを考えましょうね。
こちらの記事ではミネラルの重要性や必要量についてご紹介しています。

犬に必要な栄養を計算するのは、実はとても大変
いざ、愛犬に必要な栄養バランスを把握して、手作りごはんに挑戦しよう!と思っても、多くの飼い主さんがここで壁にぶつかります。
- タンパク質は何グラム必要?
- カルシウムとリンの比率は?
- 今日のメニュー、カロリーオーバーじゃないかな?
これらをすべて暗算したり、ノートに書き出して計算したりするのは、正直プロでも大変な作業です。
少しずつから始める、愛犬へのプレゼント
「完璧な栄養バランスじゃないとダメなんだ」と、難しく考えすぎないでくださいね。
大切なのは、飼い主であるあなたが何を食べさせているかを正しく知り、選択できるようになることだと私は思っています。
私も、アレルギー体質の愛犬を連れて何度もいろんな動物病院に相談に行ったことがありますが、獣医さんによっても犬のごはんに対する考え方はさまざま。健康の正解は決して1つではありません。
まずは週末だけ、トッピングから始める。そんな一歩が、愛犬との健やかな未来を作ります。
私たちが目指しているのは、そんな頑張る飼い主さんを支える仕組みづくりです。まずはこの「犬のからだごはん」で少しずつ、犬の栄養について一緒に学んでいきませんか?
